2015年2月1日日曜日

クリスマス会

笑顔いっぱいのクリスマス会
ジョベール ガリアルド


去年の12月26日、私がボランティアで参加しているきずなレッジ(学習支援)で「クリスマス会」を行いました。
参加員数は当初予定していた人数を遥かに凌ぎ60人近くの人たちが参加してくれました。主役の子供たちや先生方、私を含む学生ボランティア、ご家族の方々やクリスマス会の為に演奏しに来てくださったヴァイオリン演奏者、本当にたくさんの方々が集まったので、うれしかった反面、会がうまくいくか心配でたまりませんでした。それも今回は自分たちで料理や催し物の準備等をやらなければならなかったです。
最初はクリスマス会に対するイメージが湧かず悪戦苦闘しました。私自身、今まで「参加者」だったので、まず、今まで参加してきたクリスマス会で楽しかった思い出を思い起こし、それを元にみんなが楽しめるようなころを考えてみました。そして、私たち学生はゲームやプレゼントの内容を何度も話し合い準備をしてきました。先生方の調理班もあっという間に準備が進み先生方の行動力に驚かされつつ、『さすがだなぁ』と実感しました。
そして、待ちに待ったクリスマス会当日。私は1人で勝手に頑張りすぎたがゆえに前日に体調を崩し、声が出ないまま会に参加しました。子どもたちはいつもと番う雰囲気のせいか少し落ち着かない様子でしたが、それは私も同じでした。
最初は演奏会でした。まず、クリスマスの歌をみんなで歌い、続いて梅崎先生によるリコーダーの演奏。でも、梅崎先生の演奏に違和感を感じました。それもそのはず、普段は教科書を持って教えてくれる先生がリコーダーを持って演奏してくれている。リコーダー演奏、とても素敵でした。ヴァイオリンの演奏では普段、生で音色を聴く機会が少ないので、みんな緊張して聴いてましたが、そんな姿がとてもかわいかったです。
演奏会が終わり、続いては私たちが計画していたウォークラリーです。4人ほどのクループが、各々、教会の敷地内を周り、スタッフを見つけ課題に挑戦していくゲームです。きずなレッジの子どもたちは個性豊かな子が多いので、みんな、仲良くできるか心配でしたが、みんな仲良く行動を共にし、私たちの課題に挑戦してくれました。
たくさん動いたあとの食事会は本当に楽しいものでした。先生方が真心こめて作ってくださった料理がテーブルいっぱいに並べられ、どれを食べていいか迷ってしまいました。各自、好きなものを取り、普段は話さない先生たちと食事をとったり、楽しくお話しを食べたり会場内は「ごはんがおいしい」とたくさんの笑顔が溢れていました。やっぱり美味しいものを食べられると自然に笑みが出るものです。とても幸せでした。
最後はビンゴ大会。これはとても盛り上がりました。素敵な景品が手に入っ子。残念そうな子。ビンゴ大会はやはり、運次第なのだと改めて思い知らされました。
楽しい時間はあっという間にすぎ、閉会式で会場内のみんなの顔をみるとみんな幸せそうな顔をしていて、この会をやって本当に良かったと感激してしまいました。帰る時も今まで遠慮して話しかけてこなかった子が「先生、また遊ぼうね!」と声をかけてくれる子がいて、私たちと子どもだちのキズナが深まったんだと思うと本当に嬉しかったです。結果的に、私はインフルエンザという代償を負いましたが楽しい1日を過ごせたので平気でした(笑)
私がきずなレッジに来て早、1年、たくさんのことがありました。楽しかったことも辛かったこともあり、きずなレッジを辞めようと本気で考えたこともあります。でも、元気で明るい今の私があるのはきずなレッジのお陰です。この先、いろんなことがあると思いますが、今回のクリスマス会のようにみんなが幸せになれるように全力を尽くしたいと思います。
本当にたくさんの方々の協力のお陰で成功しました。感謝でいっぱいです。次回のクリスマス会はもっと楽しくて笑顔が溢れる会にするつもりなので、楽しみにしていてください。